注染祭手ぬぐい
染料を手ぬぐいの生地に注いで特注デザインを染め抜く注染は、昔ながらの伝統を現代に受け継ぐ名入れの技法です。
注染で特注オーダー製作された手ぬぐいは、肌触りが柔らかく温もりのある独特な風合いが特徴的で、各地域のお祭ではねじり鉢巻のような被り物にしたり首に巻いたり身に着ける祭衣装として活用されております。
裏抜けが良く、使い始めの頃は反応染めや顔料プリント印刷の祭手ぬぐいと同様に少々色落ちしますが、使い込むと染料が定着し、愛着を感じさせるオリジナル祭手ぬぐいに仕上がります。
他のプリント製法の祭手ぬぐいに等しく、左右の仕立ては切りっぱなしです。当店が誇る通販ならではの激安価格にて日本の伝統文化を感じさせる注染の祭手ぬぐいをオリジナル作成し、祭り衣装や記念品の販売などに如何でしょうか?
注染祭手ぬぐいの長所と短所
日本で古くから伝わる染色技法の注染にて名入れ作成されたおまつり手ぬぐいの長所や短所につきまして、下記にご紹介致します。
注染は日本独自の染色技法で、当通販店のみならず祭手ぬぐいのオーダーメイド注文に古くから親しまれている制作方法です。
注染祭手ぬぐいの長所
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- 裏抜け100%で風合いが良い
染料を上から注ぎ、減圧する事で生地を染める為、裏抜けは100%となり、裏表の区別が付かない程に仕上がります。一度の祭に限らず長期に渡ってお使い頂ける本格日本手ぬぐいとしてオリジナル作成して頂けます。オーダーメイド手拭いの中で最高品質を誇る風合いです。
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- 吸水性抜群の本格仕様
液体状の染料を用いて特注作成を行う為、染色後の生地が堅くならず、吸水性に優れた柔らかな風合いの祭手ぬぐいに仕上がります。そして、使い込むほどにどんどん味わいと風合いを増していくエイジングまでお楽しみ頂けます。
注染祭手ぬぐいの短所
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- 生地厚による色ムラが発生する
注染は、幾重にも重ねた手ぬぐい生地の上から職人が染料を注いで染め上げる手作業の製法ですので、名入れデザインの色ムラが発生します。特に「みみ」と呼ばれる手ぬぐいの長辺は生地が若干厚く、色の薄れや掠れ、滲みなどが起こり得る部分になりますので製作の際はご了承下さいませ。
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- 細かいデザインが苦手
注染の染料は、糊で土手のような縁を作ってから1色ずつ注いで染め上げます。顔料プリントでの印刷や反応染めでの染色と比べ色の同士の重なりや線の掠れなどが発生しやすく細かい印刷デザインの再現が苦手です。てぬぐいをオーダーメイド製作する際はお気を付け下さい。
注染で祭手ぬぐいを製作する際の最適なデザインとは?
注染は優しい風合いと深い味わいを持っており、法被などの衣装と合わせて鉢巻にしたり記念品に配ったりすることで非日常感を高める祭手ぬぐいの制作には最適です。とりわけ幅2~3m以上の線を用いた大柄な印刷デザインの表現に向いております。またほぼ100%を誇る裏抜け率により、背面をベタ塗りにした印刷デザインも柔らかい風合いを持つオリジナルまつり手ぬぐいに制作できます。
注染は細かいデザインの再現が苦手ですので、ご発注される名入れデザインによっては製作が難しいケースや作業工程の都合によりオーダーメイドの価格が高くなってしまうケースもございます。発注のお見積もりにつきましては、ご希望のデザインをご用意いただき、お気軽にご相談いただければ幸いです。注染にて適応可能な手ぬぐいのデザインとしましては、色と色の間隔を10mm以上空けることで色のぶつかり合いを防ぎ美しく染め抜くことが出来ます。また注染はみみまで染色できますが、染色面積は少ない方が激安価格となります。注染でオリジナル制作された手拭いは、その特性上、短所である滲みやムラも味わいとして楽しまれます。
注染祭手ぬぐいの活用方法
注染手ぬぐいの代表的な用途は、お祭り衣装として、頭に巻く鉢巻として、あるいは首に巻き、汗をふき取る役割としてなど、実に様々です。また思い出に残る記念品や、まつり会場の限定販売するグッズ、感謝の気持ち等を込めて名入れを施して贈られる粗品などにもオリジナル作成されております。こだわりを持って製作したいと言うお客様からの声によってご注文される事が多いのも、注染てぬぐいの特徴です。
注染の祭手ぬぐいは、長く愛用する事でその色の経年変化を見守る事が楽しみの一つとされております。来年、再来年とお祭を重ねる度、当通販店にて格安オーダー制作された手ぬぐいをご愛用して頂けましたら、これ以上喜ばしいことはございません。